施設概要

施設長あいさつ


施設長 岸川 正純

 大分豊寿苑は平成7年9月8日に入所定員90名、通所リハビリテーション定員30名で開設されました。入所された方を、1人でも多く在宅復帰できるようにすることが老健の大きな使命です。平成25年5月に在宅復帰率50%以上を達成し、在宅復帰機能強化型老健になりました。現在も在宅復帰率50%以上を維持しています。また在宅生活を支援することも大分豊寿苑の大切な役割です。現在通所リハビリテーションの定員は120名に増員しています。昼食や入浴もある1日利用の通所リハビリテーションだけでなく、リハビリに特化した2~3時間のご利用も可能です。大分豊寿苑の通所リハビリテーションでは、より効果の高いリハビリを実現する目的で、定期的にリハビリテーション会議を開催しています。利用者さんご本人、ご家族に対して、医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ケアマネジャー等が参加する多職種協働を実現しています。様々な専門的立場からの視点を生かし、意見交換することで、利用者さんへの更なる実効性のあるリハビリ提供を目指しています。
 平成7年以降、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所、ヘルパーステーション、訪問リハビリテーションを順次開設してきました。訪問看護ステーションは小池原本部に加え、大分豊寿苑に皆春サテライト、大分リハビリテーション病院内に東部サテライト、さらに春日サテライトがあります。この4カ所から質の高い訪問看護サービスを効率よく大分市内の各利用者さんへ提供しています。
平成21年6月1日に認知症の方のケア目的で“グループホーム おおざい憩いの苑”(個室18室)を大分リハビリテーション病院敷地内に開設しています。
 平成26年4月1日に大分豊寿苑敷地内に4階建の”総合在宅ケアセンター“を新築しました。この総合在宅ケアセンター1階に“小規模多機能型居宅介護 陽だまりの郷みなはる”を開設しました。これにより在宅生活をこれまで以上にサポートできるようになりました。29名の方に登録して頂き、自宅からの通いを基本に、必要な時に泊まり(個室が9室あります)や、自宅でヘルパーの訪問サービスを受けることもできます。2階には居宅支援事業所があります。ケアマネジャーが介護の必要な方のケアプランを作っています。2階には訪問看護皆春サテライトもあります。平成28年9月20日に3階に“有料老人ホーム いきいきホームみなはる”(個室6室と2人部屋2室)を開設しました。居住系施設として当苑の通所リハビリテーション、ヘルパーステーション、訪問看護ステーション、訪問リハビリテーションと連携して運営しています。平成29年5月1日 2階に障害者自立訓練(機能訓練)を行うために、“地域生活サポートセンター けいわ”を開設しました。大分市で初の障害者通所リハビリテーションです。4階には地域住民の交流や連携を図る場として“地域交流センター”を設けています。地域の皆さんのご利用をお待ちしています。 平成26年10月1日 小池原に認知症の方のケア目的で“グループホーム こいけばる憩いの苑”(個室18室)を開設しました。また同じく小池原に医療ニーズの高い利用者さんに対応するため、“看護小規模多機能型居宅介護 そら”を平成30年4月1日に開設予定です。
この度社会医療法人敬和会が、大分市から“明野地域包括支援センター”の業務委託を受けました。地域包括支援センターは高齢者の暮らしを地域でサポートするための施設です。介護だけでなく、保健、医療、福祉など様々な分野から総合的に高齢者とその家族を支えます。平成30年4月1日 あけのアクロス1番街の1階に開設予定です。
 国は増え続ける高齢者に対応すべく、地域の皆さんが住み慣れた自宅あるいは地域で最後まで自分らしく住み続けることができる仕組み(地域包括ケアシステムと言います)を構築しようとしています。大分豊寿苑としても、地域の皆様のニーズに応えていけるよう体制を整えて参りました。今後とも皆様のご期待に添えるよう尚一層の努力をしていく所存です。皆様の末永いご支援、ご愛顧の程宜しくお願い致します。

施設長プロフィール

昭和49年3月 熊本大学医学部 卒業
昭和49年4月 熊本大学医学部 第2内科医員
昭和51年4月 熊本大学医学部附属病院 ICU
昭和51年10月 静岡県立富士見病院 内科 (国立がんセンター研修)
昭和54年7月 社団法人有隣厚生会富士病院 内科
昭和56年1月 大分県立病院 第3内科
平成1年5月 日本内科学会認定内科医
平成2年4月 日本呼吸器学会専門医
平成3年4月 日本呼吸器学会指導医
平成9年4月 新日本製鐡株式会社 大分製鐡所 産業医
平成10年1月 日本医師会認定産業医
平成21年4月 社会医療法人敬和会 大分豊寿苑 施設長に就任