当院は単科の精神科病院として1956年に開院致しました。まもなく開院70周年を迎えます。
私は2023年8月、院長に就任し、新たな病院の体制づくりを行っております。この度、その一環として「佐伯保養院」は「おおいた県南ホスピタル」として新たなスタートを切ることとなりました。これまでの長い歴史と伝統を大切にしつつ、地域の方々により一層信頼される医療機関を目指してまいります。
私たちは、患者さん・ご家族に寄り添い、地域の誰もがその人らしく過ごせる社会を醸成することを使命としております。新しい名称には、地域に根ざし、県南地域全体の健康を支える存在でありたいという願いが込められています。
県南地域では高齢化率が2020年時点で40%超と全国平均を大きく上回っており、今後も高齢化が進むことが予測されています。このような状況に対応するため、私たち職員は県南における精神科医療の中核を担うスペシャリストを目指し、特に高齢者の方々に安心してご利用いただける医療サービスの提供に努めてまいります。
また、地域の方々との連携を強化し、疾病の予防から治療・回復まで、医療のみならず保健・福祉にも力を入れていく所存です。
皆様のご指導、ご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
おおいた県南ホスピタル
院 長 豐岡 真乗