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病棟のご案内
一人一人に合った入院治療
近年、4大疾病(がん、脳卒中、心臓病、糖尿病)に精神疾患が加わり「5大疾病」とする方針を国が決定し、重点的に取り組まれるようになりました。
精神疾患は、本人の同意なく入院させられるイメージが強いかもしれませんが、実際には患者さんの人権の観点から入院に関して細かい法律の規定があり、患者さんが自分で希望して入院する治療が中心となっています。入院治療は、ストレスのかかる状況から離れて、安全な環境のもとで治療に専念できるのがメリットです。当院には3つの病棟があり、患者さんの症状に合わせた入院治療を行っています。
A病棟(認知症治療病棟)60床
認知症に伴って現れる精神症状(妄想・幻覚・興奮など)や行動障害(徘徊・暴力・介護抵抗・睡眠障害など)のため、ご自宅や施設での対応が困難となった患者さんを受け入れ、 認知症への専門的なケアを行います。
コグニサイズ(認知課題を組み合わせた運動)で脳を活性化!
B・C病棟(精神療養病棟)60床×2病棟
急性症状の段階的治療により症状が安定した患者さんや、長期入院による治療・療養が必要な方が、短期間で家庭や社会に復帰できるように、日常生活指導や対人関係を中心とする社会生活に必要な技能を高めるプログラムを積極的に取り入れています。
四季とともに伴走
入院治療の一環として、四季それぞれに患者さんとともに過ごす行事を行い、ご家族にも参加していただいています。
春はお花見。
病院中庭にある樹齢60余年の桜が満開になり、その桜を患者さんと職員で囲んで、おいしいお弁当を食べます。お弁当は栄養課の手作りです。
夏は盆踊り。
屋外運動場に櫓を立て、みんなで輪になり踊ります。太鼓を叩いて音頭を取るのは腕自慢の職員です。フィナーレは花火大会。目の前で見る打ち上げ花火は圧巻です。
秋は運動会。
若い人は若い人なりに、お年寄りはお年寄りなりに、それぞれが参加できる競技を準備しています。患者さんと職員が一緒に心地よい汗を流します。
冬はクリスマス会。
院長がサンタクロースになって活躍します。患者さんがこの日のために練習した歌や踊りを披露します。患者さんはおやつのクリスマスケーキを楽しみにしています。
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