敬和会ダイバーシティー推進本部


社会医療法人 敬和会
理事長
岡 敬二
当法人では、職員の約7割が女性職員であり、このため20年ほど前から、女性のキャリア支援を中心に、職員の働きやすい環境作りに取り組んできました。
近年、少子高齢化における、特に若年人口の減少による雇用の確保が困難になりつつあり、またその一方で、ICTの急速な進歩、AIやロボット技術の普及など第4次産業革命と呼ばれる科学技術がヘルスケアの職場にも導入されています。このため、これらの高度な技術を利用できる優れた職員の確保も課題となっています。
一般的にイノベーションの創出と導入については、対話型コミュニケーション組織を土台とし、多様な人々が、主体性を持ちながら対等に関わり、一体的に働くことが可能なダイバーシティとインクルージョンの概念が重要であるといわれています。
高齢者、障害者、外国人など多様な背景を持つ人材を雇用し、働き方改革により労働生産性を向上させ、敬和会の活力と成長をもたらすために、ダイバーシティセンターを設立いたしました。今後、ヘルスケアの分野においてもダイバーシティが受入れられることを期待しています。

敬和会ダイバーシティセンター設立の趣旨

社会医療法人 敬和会は、ダイバーシティの理念を取り入れ、全職員の違いを尊重し、組織のパフォーマンス向上を目指す事を目的として、ダイバーシティセンターを設立した。

概要

I. ダイバーシティとは

ダイバーシティ(Diversity)は「多様性」と訳されている。
一般的に個人のもつ属性を意味している。
多様性の要素としては第一次元に「年齢・性別(性的指向・性自認・性表現)・障がい・国籍・人種」等、第二次元には「仕事経験・社会的背景・働き方・ライフスタイル・家族・宗教・政党」等があげられる。
「Diversity&Inclusion:多様性の受容」が重要である。

II. ダイバーシティ経営戦略

  • 多様な人材を受入れ活かす
  • その能力が最大限発揮できる機会を提供する
  • イノベーションを生み出す
  • 新たな価値創造につなげる
  • 組織のパフォーマンスを上げる

これらをダイバーシティ経営戦略と呼び、医療・介護・福祉領域においても重要となる

III. ダイバーシティ導入による経営戦略及び期待される効果

  • 多様な能力・価値観・発想を持った人材の獲得・育成
  • 多様化・複雑化する顧客ニーズヘの効果的対応
  • 多様な思考からのアイデアによるイノベーションが促進され、オープン・イノベーションによる新たなサービスの創造
  • 多様な意見の集約や異質を受け入れることから生まれるグッドクラクション(良い意見のぶつかり合い)
  • 創造性・問題解決力向上
  • 個性の発揮できる環境でのチームパフォーマンスの向上
  • ハラスメント(パワーハラスメント・セクシャルハラスメント・モラルハラスメント・マタニテイハラスメント・SOGIハラスメント 等)削減・差別のない風土醸成
  • マーケットと働き手の同質化・共感
  • パラレルキャリア・リモートワークなどの働き方改革が促進
  • 医療・介護・福祉分野(ヘルスケアリンク)における労働生産性の向上 等々…

計画

活動

敬和会のダイバーシティの歩み