大分リハビリテーション病院
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大分リハビリテーション病院

通所・訪問リハビリテーション

切れ目のないリハビリを提供
通所・訪問リハビリテーション、スタート

2017年4月1日、通所リハビリテーション・訪問リハビリテーションの2つの事業所を立ち上げました。当院を退院した患者さんが入院中に獲得した日常生活活動(ADL)を継続し、在宅生活を安心・安全に過ごしていただく基盤づくりを支援しています。

「退院直後のリハビリの必要性」

入院中にしっかりとリハビリを受けたから退院しても大丈夫と思っていても家に帰ると、「思うように体が動かない」「鍛冶が上手くできない」「自宅内は何とか動けるけど、外出や好きなこととが思うようにできない」などの声が聞かれていました。病棟生活と自宅環境が異なるため、退院直後は思い通りにならず不安になります。そして、外出や買い物など積極的に動くことを避けてしまい、ベッド上での生活に戻ってしまう方もいます。
 そうした不安や問題を受け、入院から退院直後の活動量が落ちやすい時期に短期集中的にリハビリを提供し、入院中に獲得したADLを継続して住み慣れた環境に戻る支援をするべく当通所・訪問リハビリテーション事業所を開設しました。

「目標をもったリハビリを」

 当事業所は、入院時からご本人やご家族がスタッフの顔や雰囲気、リハビリの様子を見ることができます。スタッフは利用者さんと顔なじみの関係を作り、「料理ができるようになりたい」「畑づくりを再開したい」「買い物に行きたい」といった目標に向かって、楽しみながらリハビリを行います。
 通所リハビリテーションではストレッチ、歩行訓練など筋力トレーニングを行い、利用者さんの目標に合わせた個別の指導をしています。例えば、畑づくりをしたい利用者さんには柔らかい土の上を歩く歩行訓練や苗植えなどを行い、目標達成を目指します。
 訪問リハビリテーションでは、実際の生活の場に出向き、ご自宅でのトイレでの指導や入浴方法の指導、買い物や畑での家の外での動作の指導などを行い、自立支援を促します。利用者さんから「また買い物に行けるようになってうれしい」という声が聞かれました。そして、ご家族にも介護指導も行っています。

 
地域との連携へ、そして見守る

 目標達成後は、住み慣れた環境での地域サービスやサロン活動の参加などをすすめています。しかし、当事業所と利用者さんの関係は切れることなく、担当ケアマネジャーさんを介したり、直接電話や訪問をして、利用者さんの現在の生活状態の把握に努め、よりよい在宅生活が長く続けられるようずっとご支援することをお約束します。

《通所リハビリテーション》

2~3時間のスケジュール(一例)

 8:50お迎え
 9:20通所到着・血圧測定
 9:40ストレッチ
10:00個別指導(歩行訓練など)
10:40自主的活動
11:10整理体操
11:30帰宅準備
11:45送り

3~4時間のスケジュール(一例)

12:50お迎え
13:15通所到着・血圧測定
13:40ストレッチ
14:00個別指導(歩行訓練など)
15:00自主的活動
16:00整理体操
16:20帰宅準備
16:30送り

※一日利用の方は12:00~13:00までが昼休憩となります。

《訪問リハビリテーション》

1回につき40分~60分
内容は、自宅内の身の回りのことや家事動作練習、環境の調整、屋外での畑仕事や外出練習も行います。介助方法の統一が必要な場合は家族への介助指導や施設入所者は施設スタッフへの指導、情報提供、助言を行います。

お問い合わせ先

通所・訪問共通:直通電話
097-503-5885