大分岡病院
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大分岡病院

消化器センター

消化器外科

外科では、消化器・一般外科として、胃癌、大腸癌、肝臓癌、膵臓癌、胆管癌、胆嚢結石症、急性虫垂炎等の消化器疾患の手術や鼡径・大腿ヘルニア手術等を行っています。1991年に腹腔鏡下胆嚢摘出術を導入して以来、腹腔鏡下手術に力を入れ、現在では胃癌、大腸癌、癒着性イレウス、急性虫垂炎、鼡径・大腿ヘルニア等においても積極的に行っており、全手術の約2/3を占めています。近年、整容性に優れた低侵襲手術である単孔式腹腔鏡下手術を胆嚢結石症や虫垂炎に対し行っており、良好な成績を挙げています。

2022年 実績

【悪性疾患】

術式腹腔鏡開腹
膵頭部腫瘍切除術03
膵体尾部腫瘍切除術02
肝切除術07
胆嚢悪性腫瘍手術01
胆管悪性腫瘍手術01
肝門部胆管悪性腫瘍手術01
脾摘出術01
胃全摘術41
胃切除術105
腹腔鏡下胃局所切除術(LECS)10
結腸悪性腫瘍切除術127
直腸切除・切断術141
4130

【良性疾患】

術式腹腔鏡開腹
肝嚢胞切開術10
胆嚢摘出術1608
胆管切開結石摘出術12
ヘルニア手術5423
虫垂切除術271
急性汎発性腹膜炎手術13
小腸切除術27
結腸切除術32
腸吻合術04
24950
  • その他・・・68
  • 総計・・・438

消化器内科

2016年10月より大分大学消化器内科学講座より2名の消化器内科医が常勤となり、消化管・膵臓・胆膵疾患の診断および治療を、内科と外科のスムーズな連携の元でより高度に進めることが可能になりました。
2018年より様々な高度内視鏡治療を導入し、2022年4月からは、同講座より1名のベテラン医師が増員され計3名となり、今後の消化器センターは新病院設立と同時に内視鏡治療センターと改名し、より一層高度な内視鏡治療を提供する予定です。また、首藤充孝医師は日本政府支援事業で大分大学と共に医療発展途上国の内視鏡医への指導を行っています。

消化器内科では主に以下のような事に積極的に取り組んでおります。

①消化管腫瘍の内視鏡治療

EMR(内視鏡的粘膜切除術)・Underwater EMR(アンダーウォーターEMR)・polypectomy(ポリープ切除術)・CSP(コールドスネアポリペクトミー)・ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術:食道がん・胃がん・十二指腸がん・大腸がん)
消化管腫瘍を、適切な診断の元に早期がんであれば内視鏡的切除を行います。
治療後の経過も良好です。
また、高難度症例や巨大病変などに対する全身麻酔下での治療も行うようになりました。

②消化管出血の内視鏡的止血術

種々多様、適切な方法で内視鏡的止血術を行っています。
(当院でも緊急で実施できる体制を整えております。)

③急性胆嚢炎・胆管炎の加療

胆嚢炎については原則外科手術を行います。総胆管結石性胆管炎や閉塞性黄疸が疑われる症例については、最新の内視鏡デバイス(器具)を使用し緊急にも対応したERCP(内視鏡的逆行性膵胆管造影検査)とそれに続く内視鏡治療を高度な技術で対応可能となりました。
胆管ドレナージ術や乳頭切開術、内視鏡的胆のうドレナージ術、ステント留置術など、様々治療を行えます。経乳頭治療が困難な症例については、超音波ガイド下によるドレナージ治療も行います。
また、放射線科医師と協力して経皮的治療を行う場合もあります。

④経腸栄養管理法の確立

経口摂取不能な患者さんの栄養管理法としてPEG(経皮内視鏡的胃瘻造設術)を実施しています。
胃の術後などでPEGが困難な症例についてはPTEG(経皮経食道胃管挿入術)を当院放射線科医師と協力して施行しています。
最近ではPEC(経皮内視鏡的盲腸瘻)も行うようになりました。

⑤肝機能障害の精査

アルコール性や肝炎ウイルスをはじめとして、肝障害の原因は多岐にわたります。
原因精査の後、適切な対応をしていきます。

2022年 実績

内視鏡件数
胃内視鏡検査(GF)   1,503件
大腸内視鏡検査(CF)   907件
内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)   133件
経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)
経皮内視鏡的盲腸瘻造設術(PEC)
  72件
気管支鏡検査(BF)   21件
超音波内視鏡膵臓・胆管検査(EUS)   13件
腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)   1件
内視鏡的粘膜下剥離術(ESD) 食道 7件 70件
22件
十二指腸 1件
大腸 40件
内視鏡的粘膜切除術(EMR)   135件
  2,855件

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