大分岡病院
TEL.097-522-3131(代)
TEL.097-503-5033(診療予約)

大分岡病院

総合リハビリテーションセンター

当センターは平成14年1月に開設以降、入院患者を対象とした急性期のリハビリテーションを365日体制で実施しています。
理学療法士29名・作業療法士12名・言語聴覚士5名が、それぞれの専門性を活かし、患者さんの機能改善・ADL向上による早期の自宅退院を目指しています。
施設基準は、運動器リハ(Ⅰ)・脳血管リハ(Ⅰ)・心大血管疾患(Ⅰ)・呼吸器疾患(Ⅰ)がんリハを取得しており、全入院患者の70%(140人程度)はリハビリ処方があり一日当たり約80分間の治療を行っています。

認定資格及び社会貢献活動

認定資格

  • 認定理学療法士         2名
  • 心臓リハビリテーション指導士  5名
  • 呼吸療法認定士         2名
  • NST専門療法士        1名 (平成29年11月現在)

社会貢献活動

  • 大分市2次予防事業 専門職アドバイザー
  • 大分市介護認定審査会
  • 大分市地域ケア会議 助言者
  • 大分県理学療法士協会理事
  • 平成28年熊本災害支援 大分JRAT第2陣にて出勤
  • 日本下肢救済・足病学会(評議員・補装具委員)
  • 下肢慢性創傷の予防・リハビリテーション研究会 世話人
  • 糖尿病足病変予防手術研究会 世話人

学術活動

  • 日本理学療法士学会学術集会
  • 日本作業療法学会学術集会
  • リハビリテーションケア合同学会
  • 日本医療マネージメント学会学術集会
  • 日本下肢救済足病学会学術集会
  • 日本フットケア学術集会
  • 日本心臓リハビリテーション学会学術集会
  • 日本口蓋裂学会
  • 九州理学療法士作業療法士合同学会
  • 大分県作業療法士学会
  • 大分県理学療法士学会
  • 大分県排尿リハビリテーションケア研究会 等
例年20演題以上の発表を行っています

心臓リハビリテーション

心臓リハビリテーションとは、「心臓病の患者さんが、低下した体力を回復し精神的な自信を取り戻して社会や職場に復帰し、さらに心臓病の再発を予防して快適で質の良い生活を維持することをめざして、運動療法・患者教育・生活指導・カウンセリングなどの活動プログラムに参加すること」です。
狭心症や心筋梗塞、心不全、閉塞性動脈硬化症、心臓手術後など、さまざまな心臓病を対象とし、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、他にも医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、臨床心理士といったスタッフでチームを組み、患者さんにとってより良いリハビリを提供しています。
心臓リハビリテーション

下肢慢性創傷リハビリテーション

6カ月以上治療しても治らない創傷(きず)を慢性創傷(まんせいそうしょう)と言います。最近では糖尿病や動脈硬化の患者さんを中心に下肢慢性創傷(潰瘍・壊疽)がみられ、足を失う大きなリスクになります。足の創傷を治し下肢切断を回避するとともに、下肢慢性創傷患者さんの「歩き続ける」を支援しています。フットケア専門の足圧計側機器を用いて評価し、患者さんの立ち方や歩き方を診て、創傷の原因を探求し傷のできにくい身体つくり・歩き方を指導します。必要なフットウェアやインソール・装具のご提案を義肢装具士と共にさせていただきます。この領域のリハビリテーションでは、全国トップレベルを誇り研究会活動に参加しております。

運動器リハビリテーション

「運動器」とは、身体機能を担う筋・骨格・神経系の総称であり、筋肉・腱・靭帯・骨・関節・神経・脈管系など、身体運動の関わる組織・器官のことです。運動器疾患は、直接生命の危険に至ることは少ないですが、外出・仕事・入浴などの日常生活動作が困難になったり、寝たきりに繋がったりと生活の質 (QOL)が低下しやすくなります。それを防ぐため、理学療法士・作業療法士が介入し、退院後の生活場面へ繋げられるようお手伝いをします。

主な対象疾患に対するリハビリテーション

大腿骨頸部骨折・大腿骨転子部骨折
高齢者の転倒によって生じやすい大腿骨頚部骨折・大腿骨転子部骨折。当院でも毎年100例程の手術を行っています。手術をされた方は手術翌日より離床を開始し、術後合併症の予防、廃用症候群の予防に努めます。少しずつ歩行練習や日常生活動作練習を進め、退院(または転院)へ繋げていきます。
その他の上肢(上腕骨・橈尺骨)・下肢骨折(大腿骨・脛腓骨)
制限の範囲内での関節可動域練習、荷重練習を実施します。早期の自宅退院を目指し自宅生活を見据えた日常生活動作練習を行っています。
膝関節や股関節などの人工関節(TKA/THA)
TKA術後は疼痛コントロールに重点を置き、術後3日目より関節可動域練習、起立・歩行練習を実施していきます。THA術後は術後翌日より起立・歩行練習を始めます。TKA・THAともに歩き方の指導を含めたリハビリ、入浴や家事などの日常生活動作及びホームエクササイズなどの指導を行っていきます。 TKAは4週間、THAは3週間程での退院を目指します。
外反母趾
当院では足の親指の変形により疼痛・歩行障害が生じた方に対し矯正手術を行っています。手術後足部はギプスで3~4週間ほど固定となるため筋力訓練を中心に運動を実施します。その後足底板を作製し歩行練習を行い自宅への退院を支援します。足趾のアライメントは矯正され、疼痛も改善します。再発予防を含めた体操も指導します。

がんリハビリテーション

当院では平成27年2月からがん患者さんのためのリハビリテーションを始めました。がんのリハビリテーション研修で専門的な知識を得た理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が、手術を受ける患者さんの術前及び術後早期からの呼吸練習や動作練習、生活指導を通して障害の軽減や生活能力の改善に努めています。また、リハビリ実施の有無にかかわらず、がんの診断を受けて治療中の入院患者さんのカンファレンスへも参加して、患者さんの症状をどうとらえていくか、他職種で検討してスタッフ間の意思統一意思統一を図り、退院に向けて支援しています。

呼吸器リハビリテーション

肺炎や慢性閉塞性肺疾患など呼吸器の疾患をもつ患者さんに対して、呼吸困難感の軽減や疲労を軽減するために呼吸リハビリテーションを実施しています。呼吸苦を楽にするために、呼吸介助や口すぼめ呼吸などの呼吸法を練習し、体得した呼吸法を日常生活で活かせるよう、歩行練習や日常生活動作の指導を行っています。また、開胸開腹術後の患者さんに対して、肺合併症予防と術後の日常生活動作の早期改善にも取り組んでいます。

言語聴覚リハビリテーション

全診療科の入院患者さんを対象に、ことばによるコミュニケーションに問題のある方、上手に噛むこと・飲み込むことが難しい方への訓練・指導・助言、その他の援助を行っています。 また、当言語聴覚リハビリテーションの特徴として、口腔顎顔面外科・矯正歯科と連携して、口唇・口蓋裂の方への発音の練習や口腔周囲筋の機能訓練を行っています。