大分岡病院
TEL.097-522-3131(代)
TEL.097-503-5033(診療予約)
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顎変形症(がくへんけいしょう)は、上あごと下あごのバランスや左右の対称性が損なわれ、かみ合わせや顔の輪郭に影響を及ぼす状態をいいます。
見た目の変化だけでなく、食事や発音のしにくさを感じることもあります。
当院では、歯科口腔外科、形成外科、矯正歯科が共に治療にあたります。
顎変形症の入院期間は5日~7日となっており、早期退院に取り組んでいます。
(プレート除去まで希望される場合は、再度2泊3日の入院が必要となります。 )
下顎前突症
上顎前突症
顎変形症の治療は、矯正治療と外科手術を組み合わせることが一般的です。まず、顔、顎、歯のレントゲン撮影やCTなどによる検査を通じ、治療方針を決定するために必要な情報を集めて解析します。
歯の矯正治療だけでは解決できない場合は、顎の前後、左右、上下のズレなどを正しい位置まで移動させる外科的手術を行います。(※下あごの成長が終わった15歳頃から手術可能)
手術は、すべて口の中で行うため、皮膚に傷あとなどは残りません。全身麻酔で行なうため、手術中に痛みを感じることもありません。全身麻酔については、専門の麻酔科医が術前術後の管理を徹底しています。
歯と顎の発育状態や形態の検査を行います。
検査が終了したのち、検査結果を見せながら噛み合わせ顔貌の改善を考慮した治療計画について説明します。
治療計画に基づいて、手術時に歯が咬み合うように、歯を移動させます。その際、一時的に噛み合わせに不具合が生じますが、手術後は正常に噛めるようになります。
上あごや下あごの骨を切り、骨を前後・左右へ移動や回転させます。
最適なポジションで、小さなネジやプレートを使って、骨をしっかりと固定します。
退院後、噛み合わせの最終調整とアフターケアを行ないます。
治療完了までの期間は、数ヶ月おきに定期検診を実施します。
2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 合計 | |
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顎変形症 | 137件 | 170件 | 222件 | 209件 | 738件 |
顎変形症の治療は、美容目的ではなく機能の改善を目的とするため、一定の条件を満たせば健康保険が適用されます。
治療を考えている方は、事前に医療機関に相談し、適用条件を確認することが大切です。
顎変形症は、病気ではなく個性とも言えます。ただ、噛み合わせに問題があったり、整容的に改善したいと考えられている患者さんに対しては、外科矯正により治療することができます。
顎変形症は、口腔外科と形成外科、そして矯正歯科の専門医が治療します。歯科矯正だけで済む場合と、手術を必要とする場合があり、治療プランは検査をしたのちに確定します。
治療プランによって大掛かりな手術となる場合は、同院の形成外科と協力をし、共に手術・治療にあたります。
じっくり説明を聞いて、納得されてから治療を受けることができます。噛めない、笑えない、息が漏れるなど、悩みを抱える患者さんの「どうにかならないかな…」に応える治療を目指します。
まずはかかりつけ医や矯正歯科にてご相談下さい。